News from Perth 第8号
NHKのクローズアップ現代で「安いニッポンから海外出稼ぎへ〜稼げる国を目指す若者たち〜」が放送された。
海外に出る若者が減って内向的になっているという認識が改められる内容だった。
日本の安い賃金に背を向けたというのは寂しい理由だが、海外での経験は今後の人生においてかけがえな無いものになるだろう。
オーストラリアの最低賃金
オーストラリアの最低賃金は、有給休暇などがつかないカジュアルで時給26.97ドルになっている。
このレートは最長3ヶ月までで、3ヶ月後には27.59ドルになる。
土日はこのレートの1.2倍、祭日は1.8倍が支払われる。
有給休暇はつかないが、給与の10.5%がSuperannuationという個人の年金口座に追加で支払われる。
物価が高く生活費がかかるという指摘もあるが、生活費以上を稼げるから現地の人が普通に暮らしているので心配する必要はない。
賃金だけではなく雇用環境も見逃せない。
カジュアルではなく正規に雇用されると、年間20日(4週間)の有給休暇、10日間(2週間)の病気などによる休暇、勤続10年で約2ヶ月の有給休暇が得られる。
サービス残業はもちろん無い。
番組では若者が海外に出て就労人口が減れば日本の賃金も上がってくるだろうという話もあった。
その時に海外でスキルを身に付けた人達が還流すれば良い。
海外に進出するのは日本を捨てることとは違うのだから。

番組内では、言葉が不自由なために最低賃金以下で働かされたり、セクハラなどの被害もあるのでと注意を促していた。
そんな時には私たちのようなエージェントに相談してほしい。
また、オーストラリアの賃金の相談ならFair Workにできるので泣き寝入りする必要はない。